テキサスの3人組ベテラン・バンドZZ TOPが、1980年と2008年のライヴ・パフォーマンスをフィーチャーした2枚組コンサートDVD『DOUBLE DOWN LIVE』を10/20にリリースする。

メンバーのBILLY GIBBONSによると、 “DEFINITELY THEN”というサブ・タイトルが付いたDISC 1には、1980年の“DEGUELLO TOUR”の一環で、テレビ・シリーズ『ROCKPALAST』のためにドイツのエッセンにあるライヴ会場GURGAHALLEで撮影したパフォーマンス映像から22曲がフィーチャーされているそうだ。そして“ALMOST NOW”といサブ・タイトルのDISC 2には、サンフランシスコ、ラスベガス、パーム・スプリングスを始め、さまざまな土地で行われた昨年のツアーからのパフォーマンス映像が収録されるという。

この夏、ZZ TOPはAEROSMITHとのツアーを行っていたが、彼らが出演していなかったサウスダコタでの8/6のライヴでAEROSMITHのSTEVEN TYLERがステージから転落。それにより、その後のツアーが中止となる災難に見舞われてしまった。しかしその決定からわずか72時間以内には、ZZ TOPにヘッドライナーとしてツアーを行ってほしいというオファーが舞い込み始めたという。しかしすでに10月末までは北米、シンガポール、オランダ、イギリスでのライヴが決定しているため、それが済んだ段階で今回中止となってしまった土地でのパフォーマンスを再検討したい意向のようだ。

そしてツアーが一段落したところで、RICK RUBINをプロデューサーに迎えてニュー・アルバムの制作に入る計画で、作品には2003年のアルバム『MESCALERO』に続きTHE BLACK KEYSが参加する可能性が高いという。「RICK RUBINは、斬新で優れたアイデアをたくさん持っている人物だ。彼をプロデューサーに迎えることで、ZZ TOPの新たな魅力が満載されたアルバムが作れるはずさ。今から制作に入るのが待ち遠しいよ」と、GIBBONSは新作への抱負を語っている。